米Facebookは現地時間2016年2月1日、ニュースフィードのアルゴリズムを変更したと発表した。ユーザーが特にアクションを起こさなくても、関心を抱きそうな投稿を優先して表示する。

 今回の変更は、同社が実施した調査の結果に基づいたもの。まず1000人以上のユーザーに、日々のニュースフィード配信の体験について評価してもらい、改善するにはどうすればよいか意見を求めた。さらに数万人のユーザーに、ニュースフィード上のコンテンツについて、どれくらい見たいと思っていたか5段階で採点してもらった。

 これら調査により、ユーザーがクリックしたりコメントしたりしなくても、ニュースフィードの上位に表示してもらいたいと思う記事を理解できたという。こうした情報を、ランキングの判断に反映させることにしたと、同社は説明している。

 これまでは、「いいね!」の付加、クリック、コメント、共有など、ユーザーが投稿に対してとったアクションを、表示ランキングを判断する主な要素として利用していた。しかしこれらが必ずしも、ユーザーがトップでの掲載を望むコンテンツを決定づけるとは限らない。

 今後は、ユーザーがコメントや共有などのアクションを起こす可能性があり、なおかつニュースフィードの上位で見たいと思うであろう記事を優先する。

 アルゴリズム変更がFacebookページに与える影響は、ページの視聴者層と投稿活動によって異なるが、大半のページにとって大きく変化することはないとしている。

[発表資料へ]