富士通マーケティングは2016年2月2日、専門の情報システム要員が少ない中堅中小企業に向けたIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)である「FUJITSU Cloud AZCLOUD IaaS Type-K」を2月1日付で提供開始したと発表した。初期設定や運用監視などをセットで提供するマネージド型のサービスである。標準提供メニューの料金(税別)は、初期費用が無料で、月額料金が5万8000円から。販売目標は今後3年間で1000社。
ユーザーの要望に合わせて、導入支援、通信回線、運用支援、Q&A対応、運用監視などをセットで提供する(表)。顧客企業はインターネット環境さえあれば、簡単なヒアリングを受けるだけで、初期の導入・構築費なしで月額費用だけでIaaSを利用できる。IaaS基盤としては、富士通の「FUJITSU Cloud Service K5」を使う。
ユーザーのシステム環境全体を対象とした運用監視サービスを標準で提供する。クラウド(AZCLOUD IaaS)、データセンター、オンプレミスを問わずに、ユーザーのシステム環境全体を統合的に監視する。これらの環境でサーバーにエラーが発生した時には、メールで障害を通知する。さらに、統合監視ポータルでリアルタイムにサーバーの稼働状況を把握できる。
導入前サービス | システムの要件を確認する |
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IaaS基盤 | 「FUJITSU Cloud Service K5」の基盤を提供する |
サポート | サポートサービス |
設定・構築 | IaaS環境を初期設定・構築するサービス |
リモートアクセス接続環境を設定するサービス | |
インターネット接続環境を設定するサービス | |
AZCLOUD統合運用サービスを導入するサービス |