NTTデータは2016年2月1日、NTTデータのデータセンターをAWS(アマゾンウェブサービス)とMicrosoft Azureに専用線で直接接続する「マルチクラウド接続サービス」()を開始した。NTTデータのデータセンターを契約しているユーザー企業であれば、同社の東京のデータセンターを介してAWSやAzureに接続できる。価格は非公開。

図●マルチクラウド接続サービスの概要
図●マルチクラウド接続サービスの概要
(出所:NTTデータ)
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 ユーザー企業は、NTTデータのデータセンターに設置した社内システムのネットワークを、インターネットやIP-VPNなどを介することなく、専用線でAWSやAzureのネットワークに接続できるようになった。サービスのベースとして、クラウド事業者が提供している専用線接続サービス(AWS Direct ConnectやAzure ExpressRoute)を用いている。

 契約できる帯域は、最高で1Gビット/秒。ユーザー企業は、AWSやAzureと接続するための回線や設備を自前で用意する必要がないため、低価格でサービスを利用できるとしている。また、最低利用期間を1カ月と短期に設定しているので、試験・開発環境での利用など様々な用途で利用できるという。