徳島大学病院で2016年2月1日、院内の電子カルテシステムにトラブルが発生した。医師などの院内スタッフが同システムにログインできなくなり、一部の外来患者の診療や会計処理に遅れが生じた。

 午前8時50分ごろ、医師からの報告で判明した。徳島大学病院総務課によれば「午前10時40分ごろに復旧したが、原因は分かっていない。調査中だ」という。午前7時30分までは正常に稼働していた。電子カルテシステムは外部のネットワークとは接続しておらず、サイバー攻撃や個人情報の流出の可能性はないとしている。

 徳島大学病院によれば、電子カルテシステムは5~6年おきに更新しており、最後に更新したのは2013年。同年2月にシステムトラブルが発生したが、「今回のトラブルとは無関係」(同院)としている。