テックビューロは2016年1月29日、さくらインターネットのインフラ上で稼働するブロックチェーンの実証実験環境「mijinクラウドチェーンβ」への申し込み状況を公開した(関連記事:さくらインターネットとテックビューロ、ブロックチェーン実験環境を無償提供へ)。

 日本のほかアルゼンチン、ベルギー、ブラジル、中国、チェコ、香港、インド、インドネシア、イタリア、オランダ、スペイン、トルコ、イギリス、アメリカの15カ国から、計167件の申し込みがあったという。

 日本で同環境を利用する企業や団体は、アクセルマーク、上野毛総合法律事務所、ウェルネット、SBIポイント、NEC情報システムズ、NTTデータジェトロニクス、オウケイウェイヴ、関西テレビ放送、新日鉄住金ソリューションズ、TIS、ドリコム、NEC、野村総合研究所、日立ソリューションズ、freee、マネーフォワード、ミクシィ イノベーション・センター、山形大学、Lunascape、ワイジェイFXなど。

 申請された利用状況は、以下のように分類できるという。

  • 金融:送金サービス、銀行の実証実験、デリバティブ取引システム
  • アセット管理・決済: プリペイドカード、ポイントカード、ポイント交換、独自コイン、マイレージ、オンラインゲーム通貨、社内通貨
  • 取引システム: クラウドファンディング、受発注システム、収納代行、Eコマース、在庫管理、請求管理
  • 登記・記録: 不動産契約
  • リーガル: 契約の管理
  • レピュテーション: C2C信用判定
  • 社内システム: 社員記録、勤怠管理
  • IoT/メディカル: 医療機器の測定データ、医療画像解析、データのセキュリティ