米Microsoftと現地時間2016年1月27日、「Microsoft Office」と外部オンラインストレージサービスとの連係強化について発表した。「Office Online」から外部ストレージサービスに保存しているOfficeドキュメントをリアリタイムで共同編集できるようにする。
Microsoftは昨年2月、Office OnlineやiOS向けOfficeアプリケーションにおいて他社クラウドストレージサービスとの統合を進めるためのプログラム「Cloud Storage Partner Program(CSPP)」を立ち上げた。
Office Onlineでは2013年より、自社サービス「OneDrive」と「SharePoint Online」内にあるOfficeドキュメントのリアリタイム共同編集が可能だが、この機能をCSPPパートナーにも拡大する。米Citrixの「ShareFile」や、米Box、米Dropbox、米Egnyteのサービスが対象となる。
また、モバイル版Officeでも外部ストレージサービスとの統合を拡大する。すでにiOSおよびAndroid向けOfficeアプリケーションでDropboxとの統合を提供しているが、iOS向けアプリケーションについて、さらに多くの外部ストレージサービスに手軽にアクセスできるようにする。iOS版Officeから直接ファイルを開いて、編集や共有が行える。まず、Boxに対応し、続いてCitrix ShareFile、Egnyte、教育向けSNSの米Edmodoをサポートする。
さらに、「Outlook.com」のユーザーが、OneDrive、Dropbox、Boxに保存しているコンテンツを手軽にメール送信できるようにする。ファイルとして添付するか、クラウドベースのリンクとして送ることが可能。この機能は、新版のOutlook.comで数週間以内に利用可能にする。
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