米マイクロソフトは2016年1月26日(米国時間)、同社のパブリッククラウドサービス「Microsoft Azure」と同様の環境を構築できるソフトウエア「Microsoft Azure Stack」のテクニカルプレビュー版を発表した。2016年1月29日(米国時間)に公開する。

画面●Microsoft Azure StackのWebサイト
画面●Microsoft Azure StackのWebサイト
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 Microsoft Azure Stackは、Microsoft AzureのIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)やPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)の機能などを、オンプレミス環境で実現するソフトウエア(画面)。パブリッククラウドとプライベートクラウドの両方で同じ基盤を利用できるようにすることで、両者の連携を容易にする。

 例えば、同一のソースコードを両方の環境で動作させられる、リソース管理や自動化に同じツールを使えるといったメリットがある。同社のエンタープライズクラウド担当 コーポレートバイスプレジデントのマイク・ニール氏はブログで「マイクロソフトは、真のハイブリッドクラウドプラットフォームの威力を顧客に届けられる唯一の企業だ」と述べている。

 テクニカルプレビュー版の公開後、Microsoft Azure Stackの詳細情報を公開予定。2月3日には同社Webサイトで解説動画も公開するという。