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 Microsoftは現地時間2016年1月24日、Windows 10のデジタルパーソナルアシスタント「Cortana」の強化について発表した。電子メールの内容からリマインダーを設定する機能とミーティングのスケジュール管理を向上する機能を追加した。

 友達や同僚との電子メールで何か約束をしても、うっかり忘れてしまうことがあるが、Cortanaはユーザーがやりとりした電子メールの内容を認識してリマインダーの設定を提案する。例えば「今日中に最新レポートを送ります」など誰かと約束を交わした場合、リマインダー作成のカードを表示する。

 また、日常と異なる時間帯に予定が追加された場合に注意を促す。朝型人間のユーザーに午後7時のミーティングのリクエストが来たり、夜8時に上司が翌朝7時の緊急会議を招集したりといった場合に知らせる。

 これら2つの新機能は、まず「Windows Insider Program」を通じて提供する。いずれも英語のみ対応し、1つめの機能は米国、2つ目の機能は米国と英国を対象にする。その後、すべてのWindows 10ユーザーに対して利用可能にする。

 米The Vergeによると、電子メールのスキャンはローカルで行われるため、ユーザーがリマインダー作成を許可しない限り、データがMicrosoftのサーバーに送られることはないという。Cortanaに電子メールを読まれたくないユーザーは、同機能をオフにすることができる。

 Microsoftはこれら機能をAndroidおよびiOSアプリケーションでも提供できるよう取り組んでいるという(米Forbesの報道)。

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