プライバシーマーク制度を管轄する日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)は、APEC(アジア太平洋経済協力)域内で国境を越えて移転される個人情報の保護を求める「越境プライバシールールシステム(CBPRシステム)」の認証団体として、APECに認定された。日本の団体では初めて。2016年1月25日に経済産業省が公表した。

 企業がCBPR認証を得るには、まず企業が自社の越境個人情報保護のルールや体制について自己審査を行い、その内容を政府・民間の認証団体が審査し、認証を受ける。

 CBPRシステムには、現時点でAPECメンバーのうち米国、メキシコ、日本、カナダが参加している。企業はこれらの国の間で移転される個人情報の保護体制について、JIPDECから認証を受けられる。