MetaMoJiは2016年1月25日、手書き文字による日本語入力ソフト「mazecs」のユーザーインタフェースを強化し、初めてmazecに触れる人でも操作説明なしで利用できるようにしたと発表した(画面)。無人端末や各種申込システムなどにおいて、顧客が文字を入力しやすくなった。今回UIを強化したのはWindows版の「mazec for Business Windows Ver3.0」である。価格(税別)はWindows搭載デバイス1台当たり年額2000円。

画面●初心者モードのユーザーインタフェースでは入力枠に1文字ずつ入力する
画面●初心者モードのユーザーインタフェースでは入力枠に1文字ずつ入力する
(出所:MetaMoJi)

 mazec for Businessは、手書き文字で日本語を入力できる法人向けの日本語入力ソフトである。手で書いた漢字やひらがななどを認識する。タブレット端末での利用を想定しており、Windows版、Android版、iOS版の3種類をラインアップする。書き方が分からない漢字については、ひらがなを交ぜて書くことで、「会ぎ」を「会議」に変換したり「決さい」を「決済」に変換したりできる。

 今回、Windows版のユーザーインタフェースを強化し、初めてmazecに触れる人でも操作説明なしで利用できるように「初心者モード」を搭載した(画面)。初心者モードでは、1文字ずつ確実に入力していく文字枠入力方式を採用したことによって、店頭スタッフの支援なしで入力できるようになったという。さらに、数字を簡単に入力できるように電卓配列のテンキー「数字キー」も新たに用意した。