米Amazon.comの創業者兼最高経営責任者(CEO)のJeff Bezos氏が設立した宇宙旅行開発会社の米Blue Originは、現地時間2016年1月22日に米テキサス州で行ったロケット再利用実験が成功したと発表した。

 同社は昨年11月、再利用型ロケット「New Shepard」の垂直離着陸実験を実施し(関連記事:AmazonのCEOが設立した宇宙開発事業、再利用型ロケット実験に成功)、今回同じロケットを再び打ち上げた。New Shepardは高度33万3582フィート(約101.7km)まで到達したのちカプセルとブースターに分かれ、それぞれ地上に軟着陸し、再利用可能であることを証明した。

 New Shepardは11月の実験後、カプセルのパラシュートや点火装置を交換したほか、各種の点検を行い、ソフトウエアも改良したという。

 Blue Originは実験の様子をまとめた動画を、YouTubeで公開している。

 同様にロケット開発に取り組む米SpaceXは、昨年12月に「Falcon 9」ロケットの垂直着陸を成功させたが、今年1月17日に行われた衛星打ち上げでは、着陸に失敗している(米TechCrunch米USA TODAYの報道)。SpaceXは米Tesla MotorsのCEOであるElon Musk氏が共同設立した。

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