写真●2016年サイバーセキュリティ月間のポスターイラスト
写真●2016年サイバーセキュリティ月間のポスターイラスト
(出所:内閣サイバーセキュリティセンター)
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 政府内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は2016年1月21日、「サイバーセキュリティ月間」(2月1日~3月18日)に実施するイベントや啓発活動の概要を発表した。期間は「サイバー=318」にちなんで、3月18日までとする。

 目玉となるのが、サイバー犯罪を含む近未来の社会像をテーマとしたアニメコンテンツ『攻殻機動隊S.A.C』とのタイアップである。設定中の攻殻機動隊のリーダーである草薙素子をイメージキャラクターとして起用する。サイバーセキュリティ月間の趣旨に賛同する企業・団体・グループを募集し、先着100団体に1団体5枚を上限にポスターを提供する(写真)。さらに、Web上で使えるバナー画像をNISCのWebサイトで配布する。

 イラストを制作したプロダクション・アイジーの石川光久代表取締役社長はNISCを通じて、「個々人が正しい知識を持ちインターネットと対峙(“スタンドプレー”)することにより、総体としての安全なインターネット社会(“結果としてのチームワーク”)が構築できる。今回のタイアップイラストをご覧になり、一人でも多くの方がサイバーセキュリティに興味を持っていただければ幸いだ」というコメントを出した。

 さらに、NISCは「NATIONAL 318(CYBER)EKIDEN 2016」と称するセキュリティコンテストを開催する。中央省庁が競技形式でセキュリティ事故への対処訓練を行うものだ。

 国民向けの情報発信も強化。全国各地で「e-ネットキャラバン」「インターネット安全教室」などの啓蒙行事を行う。2月以降にTwitterとLINEで「サイバー天気予報」の配信も始める。Twitter公式アカウント(@nisc_forecast)とLINE公式アカウント(nisc-forecast)で、サイバーセキュリティに関する情報発信を行う。

内閣サイバーセキュリティセンターの発表資料(PDF)
『攻殻機動隊』とのタイアップに関する発表資料(ポスター入手方法など、PDF)