東京エレクトロンデバイス(TED)は2016年1月19日、同社が販売する米F5ネットワークス製の負荷分散装置「BIG-IP Local Traffic Manager」(BIG-IP LTM)を対象とした24時間365日対応の保守サービス「F5プレミアムサポートサービス」を開始した。通常の保守サポートの上位サービスとしてオプション扱いで提供する。価格(税別)はLTMの機種ごとに異なるが、エントリー機種「BIG-IP 800」の場合、1台当たり年額12万円から。販売目標は機器販売と保守サービスを合わせて今後3年間で20億円。

F5プレミアムサポートサービスの概要
F5プレミアムサポートサービスの概要
(出所:東京エレクトロンデバイス)
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 負荷分散装置のBIG-IP(関連記事)を対象とした、上位クラスの保守サービスである。BIG-IPに発生した障害によってWebサイトがダウンしている状況や、冗長構成時の片系統がダウンしている状況に対しても、24時間365日体制で迅速に復旧策を提供する。専任のサポートスタッフが常時待機し、ハードウエア障害だけでなくソフトウエア障害にも対応する。その場で解決できない場合は、F5ネットワークスジャパンに障害情報をエスカレーションして回答を得る。

 これまで提供してきた通常の保守サービスの場合、ハードウエア障害に対しては24時間365日体制で対応してきたが、ソフトウエアなどへの問い合わせに対しては平日9時から17時30分までを基本として対応してきた。今回新たに、電子商取引などのミッションクリティカルなサービスを主な対象に、想定外の障害に対しても24時間体制で対応できる上位の保守サービスを追加した。