Credit: Skype
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 米Microsoft傘下のSkypeは現地時間2016年1月13日、リアルタイム翻訳機能「Skype Translator」のWindows向け正式提供を開始したと発表した。最新版の「Skype for Windows」を使用するユーザーは、誰でもSkype Translatorにアクセスできる。

 Skype Translatorは2014年12月にプレビュー版をリリースした。当初はスペイン語と英語をサポートし、登録制で一部Windowsユーザーに提供していた。2015年5月には「Windows Store」を通じてプレビュー版をダウンロードできるようにし、対応言語も拡大した(関連記事:Microsoft、「Skype Translator」のプレビュー提供を拡大)。

 今後は、Skype for Windowsユーザーは会話画面の右上に表示されている地球アイコンをクリックすることで、手軽にSkype Translatorを利用できる。現在、英語とスペイン語のほか、中国語(北京語)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語に対応する。インスタントメッセージでは50言語以上をサポートする。引き続き対応言語およびプラットフォームの拡大に取り組むとしている。

 Skypeはまた、チームコミュニケーションツール「Slack」との統合を1月14日に発表した。Slack内から直接Skypeの音声およびビデオ通話を利用できる。同機能はベータ版として提供する。

 Skypeはこのほか、「Outlook」アプリケーションとの連係も発表している(関連記事:Microsoft、iOS/Android版OutlookアプリにSkype通話を統合)。

[発表資料(Skype Translator関連)]
[発表資料(Slack関連)]