NECパーソナルコンピュータは2016年1月13日、都内で新製品発表会を開催し、「LAVIE Hybrid ZERO」の新モデルを始めとする5シリーズ、44モデルのPC新製品を一挙発表した(写真1)。

写真1●NECパーソナルコンピュータが「LAVIE Hybrid ZERO」など2016年春モデルを発表
写真1●NECパーソナルコンピュータが「LAVIE Hybrid ZERO」など2016年春モデルを発表
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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2015年も国内PCシェア1位を継続

 発表会にはNECパーソナルコンピュータ 代表取締役 執行役員社長の留目真伸氏が登壇。国内市場でシェア1位のPC事業について好調ぶりを語った(写真2)。

写真2●NECパーソナルコンピュータ 代表取締役 執行役員社長の留目真伸氏
写真2●NECパーソナルコンピュータ 代表取締役 執行役員社長の留目真伸氏
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 国内PC市場におけるNECのシェアは、2013年は23.9%、2014年は24.9%、そして2015年は26.7%と伸びてきたという。「過去最高記録を更新し、勢いは増している。今後も引き続きシェアNo.1を継続したい」(留目氏)と語った(写真3)。

写真3●NECの国内PCシェアは2015年も拡大
写真3●NECの国内PCシェアは2015年も拡大
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 シェア1位を維持している理由として留目氏は「スケール」や「組織力」を挙げる。「スケールの面では、世界1位のレノボグループと提携したことで、パートナーやサプライヤーとの関係も強固なものになった。調達力もNo.1だ。組織は12年かけて現在の体制を築いており、企画・開発から製造・販売までエンド・トゥー・エンドでコントロールできる」(留目氏)と優位性を語った。

 直近の取り組みとして、ブランドについては「2015年1月にLAVIEとVALUESTARのブランドを統合し、5月には新しいロゴに刷新したことでブランド認知度は1.2倍になった」(留目氏)とした。新たな商品カテゴリーとして投入した「Frista」や「ZERO」では、「購入者の77%が日常が楽しくなった、73%が便利になったと回答している。毎日PCを使うようになり、利用時間も増えている」(留目氏)としてユーザーの声を紹介した。