2016年3月から福岡、大阪、東京でサービスを開始予定のV-Lowマルチメディア放送(コミュニケーションネームは「i-dio(アイディオ)」)の受信端末として、同放送サービスの基幹放送局提供事業者(いわゆるハード事業者)であるVIPは1月12日、 手持ちのスマートフォンでこの放送を受信して利用できるようにする「i-dio Wi-Fiチューナー」(非売品)の無料モニターの募集を1月13日に開始すると発表した。

 「i-dio Wi-Fiチューナー」は、V-Lowマルチメディア放送波を受信して、Wi-Fi波に変換する。手持ちのスマートフォン(iOS、 Android)に無料の専用アプリをインストールすることで、Wi-Fi波に変換された放送番組を楽しむことができる。同チューナーはリチウムイオン電池を内蔵する。屋外での利用も可能。

 第1期応募期間は2016年1月13日から2月29日。2016年3月時点で放送エリア内に居住あるいは通勤、通学する16歳以上が対象。募集人数は5万人である。モニター当選者には、「i-dio Wi-Fiチューナー」を無償貸与する(返却義務はない)。モニター登録には、DNPソーシャルリンクが運営する「エルネ」への会員登録(無料)が必要となる。

 V-Lowマルチメディア放送(i-dio)を推進するエフエム東京は、2013年開催の「CEATEC JAPAN 2013」において、初年度10万台、最大100万台の規模でWi-Fiチューナーを無償配布する計画を明らかにしていた(関連記事)。今回はその第一弾である。

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