カシオ計算機は、5気圧防水性能と米国防省のMIL規格に対応したリストデバイス「Smart Outdoor Watch WSD-F10」を2016年3月下旬に発売する（写真）。Android Wearプラットフォームを採用し、アウトドアシーンで役立つオリジナル専用アプリをプリセットした。希望小売価格（税別）は7万円。
音声入力用マイクを搭載しながら水辺や雨天でも使える5気圧防水構造を採用。米軍の物資調達規格MIL-STD-810Gに準拠し、落下や振動などの様々な環境下における試験をクリアした。圧力センサーや方位センサー、加速度センサーを内蔵し、アウトドアやスポーツで必要な情報を計測・表示する専用アプリを搭載する。
右上の「TOOLボタン」から、コンパス、気圧・高度、日の出・日の入り時刻、タイドグラフ、活動グラフの核機能を呼び出せる。また、スマートフォンアプリ「CASIO MOMENT SETTER+」と連携して、トレッキングやサイクリング、釣りの各アクティビティ中に、速度や距離、日の出の時刻、休憩のタイミング、魚の動きが活発になるフィッシングタイムなどの情報を自動で通知する機能を搭載する。
このほかにも、Bluetooth 4.1に対応し、同社製デジタルカメラ「EXILIM Outdoor Recorder EX-FR100」と連携して、魚を釣り上げるときの写真などを撮影できるという。トレッキング用GPSアプリ「YAMAP」「ViewRanger」、お天気アプリ「Go雨! 探知機」、フィットネス用アプリ「Runkeeper」などをプリセットした。
1.32型の液晶ディスプレイは、モノクロ液晶とカラー液晶を重ねた二層構造を採用。アプリを使わない時はモノクロ液晶で時刻のみを表示することで消費電力を抑える。時計表示のウオッチフェイスは19種類用意した（追加可能）。電池寿命は通常使用で約1日以上、時計のみで1カ月以上。
動作環境はAndroid 4.3以上を搭載したスマートフォン、iOS 8.2以上を搭載したiPhone 5以降（iOS接続時は使える機能が一部制限される）。本体色は「オレンジ」「レッド」「グリーン」「ブラック」の4種類。本体寸法は縦61.7×横56.4×厚さ15.7mm（ボディ部分）、重さは約93g（バンド含む）。
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