NECマネジメントパートナーは2016年1月7日、ビジネスや情報システムを変革・改善する活動である“ビジネスアナリシス”の知識体系をまとめたガイドブック「BABOKガイドV3」に対応した二つの研修コースを開始すると発表した。(1)「BABOK概説」1月から、(2)「BABOKを活用したソフトウェア要件定義」を3月から、それぞれ提供する。BABOKガイドが2015年4月に6年ぶりにV3へと改訂されたことを受けたもの(関連記事:超上流と運用保守もカバーした「BABOK」新版入門)。

 (1)の「BABOK概説」は、ビジネスアナリシスとは何かを理解し、BABOKについての知識を修得する研修コース(表1)。所要日数は1日間で、受講料(8%消費税込み、以下同)は受講者当たり4万3200円。到達目標は「ビジネスアナリシスの位置付けを整理できる」、「BABOKについての基礎知識を整理できる」、「認定ビジネスアナリストプロフェッショナル資格取得に向けての学習計画を立てることができる」こと。

表1●「BABOK概説」のカリキュラム
第1章 ビジネスアナリストの役割
第2章 ビジネスアナリシス 知識体系とは
第3章 ビジネスアナリストの役割
第4章 演習:ビジネス分析の実施と報告
第5章 PMBOKとBABOK

 (2)の「BABOKを活用したソフトウェア要件定義」は、ソフトウエアへの要求について、顧客の声の引き出し方、仕様化の方法、変更管理の注意点などを修得する研修コース(表2)。所要日数は2日間で、受講料は受講者当たり8万6400円。到達目標は「顧客の声を上手に引き出せる」、「引き出した要求を適切に仕様化できる」、「要求変更があった場合の対応について、注意すべき点を説明できる」こと。

表2●「BABOKを活用したソフトウェア要件定義」のカリキュラム
第1章 要求とは何か
第2章 スコープ定義
第3章 顧客との対話
第4章 ユースケース
第5章 要求の書き方
第6章 要求の検証と妥当性確認
第7章 要求の管理