米Appleは現地時間2016年1月6日、同社デバイス向けアプリケーション配信/販売サービス「App Store」の1月3日までの2週間における売上高(アプリ内課金を含む)が11億ドルを突破し、過去最高を記録したと発表した。

 1月1日だけで1億4400万ドルを売り上げ、1日当たりの売上高として過去最高だった2015年12月25日の記録を更新した。

 また同社のPhilip Schillerワールドワイドマーケティング担当上級バイスプレジデントは、App Storeの2015年の年間売上高が200億ドル以上だったことも明らかにした。

 2008年のApp Store立ち上げ以降、Appleが開発者に支払った金額は400億ドル近くにのぼり、昨年1年間だけでその3分の1以上を占めるという。App Storeでは売上高の30%をAppleが徴収し、70%を開発者が受け取る.

 ちなみに2013年の売上高は100億ドル超、2014年は「前年比50%増」との発表だったので約150億ドルと推計される(関連記事:Apple、2014年の「App Store」の売上高は前年比50%増)。

 Appleの発表を受け、米Wall Street Journal(閲覧には有料登録が必要)や米Computerworldなど一部メディアは減速の兆しを指摘している。Appleは売上高の正確な数字を示していないが、2015年は前年比約40%増と見られ、2014年の伸び率を下回っている。

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