パリを拠点とするIoTスタートアップWistiki(ウィスティキ)は、2016年1月4日(現地時間)に米国ラスベガスで開催予定の「CES 2016」に先駆けたプレイベント「CES Unveiled」に出展し、工業デザイナーのフィリップ・スタルク氏のデザインによる最新モデルを展示した(写真1)。

写真1●CES UnveiledのWistikiブース
写真1●CES UnveiledのWistikiブース
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 Wistikiは、スマートフォンと組み合わせることで持ち物の紛失を防ぐBluetoothデバイス。フィリップ・スタルク氏のデザインによる新モデルを2015年11月に発表し、クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で先行予約を受け付けた。CES 2016時点で16万ドルを超える注文を獲得している。フランス以外にも今後は米国、英国、日本市場への展開を予定しているという(写真2)。

写真2●Wistiki「voilà」の本体(開発中の試作機)
写真2●Wistiki「voilà」の本体(開発中の試作機)
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 Bluetooth 4.0 LEによりスマートフォンと接続することで、Bluetoothの通信圏外に出たときに警告音を鳴らすなどの機能を備える。持ち物にWistikiを取り付けておくことで、置き忘れや紛失を防ぐといった用途を想定する。iOSやAndroidスマートフォン向けに専用アプリを提供、その他のOSでもWebアプリケーションを利用できる(写真3)。

写真3●WistikiのAndroidアプリ
写真3●WistikiのAndroidアプリ
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