写真●PA820の外観
写真●PA820の外観
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 ユニテック・ジャパンは2016年1月5日、物流やフィールドサービスの現場などの厳しい環境においても壊れずに動作するように耐久性を追求したモバイルコンピュータの新製品「PA820」(写真)を発表した。1月12日に発売する。価格はオープンだが、参考価格は税別で15~20万円程度。

 PA820は、耐久性の高い業務向けモバイルコンピュータである。1.8メートルの高さからコンクリートの床へ落しても十分耐えられるという。防塵・防水の等級はIP66で、粉塵が内部に侵入せず、いかなる方向から水を勢いよく噴きかけても影響がない。耐衝撃性と防振性は米国国防総省の軍用規格(MIL-STD-810)を満たすという。動作温度範囲は摂氏マイナス20度~プラス60度。

 機能面では、OSにWindows CE/Mobile後継の「Windows Embedded Handheld 6.5」を採用した。これにより、Visual Studioを使ってアプリケーションを開発できる。また、現場でのデータ入力を容易にする機構として、1次元バーコードのスキャナーやテンキー型の物理キーボード(キーは20個)を搭載した。カメラ機能やGPS機能、無線通信機能(無線LAN、Bluetooth)も備える。

 液晶ディスプレイは3.5型で、解像度は横480×縦640ドット。カラー表示が可能で、タッチパネル機能付き。バックライトは明るさを調整可能で、太陽光の下でも読み取りできるという。

 本体の大きさは、縦163.8×横87.4×厚さ36.7ミリメートルで、重さは452グラム(バッテリー含む)。microSDスロットを備え、32GバイトまでのmicroSDHCメモリーを装着できる。