バッファローは、文教向けIEEE802.11ac対応無線LANアクセスポイント「WAPM-1750D」を2016年春に発売する。生徒40人がタブレットを使ってインターネットに同時接続し、動画を見たり教材をダウンロードしたりするといった利用法を想定。ICTを活用した授業に必要な「安定した無線環境」を構築できる。予定価格(税別)は7万9800円。

 1台のアクセスポイントに最大100台のタブレットの同時接続が可能。40台のタブレットが同時に教材動画を閲覧する際に、コマ落ちやバラつきを抑えて安定した動画再生を可能にする「公平通信制御機能」、電波干渉のある環境でも安定した通信が可能な電波干渉対策機能を搭載する。

 このほかにも、トラブル発生時の原因解析に役立つ「電波環境見える化機能」、災害発生時に簡単に被災者へ無線LANを解放できる緊急時モードなどを備える。3x3 MIMOに対応し、5GHz帯のIEEE802.11ac/a/n、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nの同時利用が可能。

 同時にネットワーク対応HDMI変換ディスプレイアダプター「LDV-HDA」を発売する。先生用タブレットからネットワーク経由でHDMI接続の電子黒板などのディスプレイに画像投影が可能。また、専用の画像共有ツールを使って、生徒の画面を選択して最大4人の画面を同時投影できる。予定価格は2万9800円。

 両製品とも5年間の保証(通常3年、購入後の登録で2年延長)が付く。製品導入前に試用できる導入評価用貸出サービスも提供する予定。

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