写真●イベントキュレーションアプリ「watav」の画面
写真●イベントキュレーションアプリ「watav」の画面
出所:アライドアーキテクツ
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 アライドアーキテクツは2015年12月24日、スマートフォンユーザーの位置情報を活用してイベント情報を通知する来店促進策の有効性実証実験を始めたと発表した。西武渋谷店をはじめとする東京・渋谷エリアの百貨店各店と連携し、最寄り駅を利用するユーザーに店舗イベント情報をプッシュ配信する。

 実証実験では、イベントキュレーションアプリ「watav(ワタビ)」を使用(写真)。アプリの位置情報の通知設定を「ON」にしているユーザーが対象店舗の最寄り駅など近隣エリアに入った瞬間に、店舗で開催中のイベント情報をプッシュ通知して来店を促す。通知をタップしてアプリを開くことで、開催日時やアクセス方法などの詳細情報を入手できる。イベント情報はアプリ上からSNSやメールなどで友人とシェアできる。対応OSはiOS 8.0以降、Android 4.0以降(ジオフェンス対応は4.1以降)。

 位置情報の取得には、リクルートグループのブログウォッチャーが提供するO2Oソリューション「Profile Passport O2O」を利用し、ジオフェンス機能とBeacon端末を使用した。今後は、ジオフェンス機能による駅単位での広域エリア向け情報通知や、Beacon端末による近距離ユーザー向け情報通知を併用することでデータや知見を蓄積し、来店促進に最適な通知頻度や対象エリアを検証する予定。

 当初は2016年3月末まで実施し、その後継続するかどうかは別途検討する。また、都内の店舗・商業施設を対象に、実証実験への参加事業者を募集する。

イベントキュレーションアプリ「watav」のWebサイト
アライドアーキテクツのWebサイト