豆蔵は2015年12月21日、同社が企業向けに提供している研修サービスのオプションとして、受講した研修を即日動画で配信するサービスを開始したと発表した()。研修期間中は、Webブラウザーで受講内容を閲覧して復習できる。動画配信の料金は、研修サービスの費用に含めて一括で支払う。

図●研修内容を動画で即日配信する
図●研修内容を動画で即日配信する
(出所:豆蔵)
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 利用者はWebブラウザーからWebポータルにログインし、動画一覧から選んで閲覧する。研修サービスのオプションとして提供し、研修期間中であればいつでも復習できるようにする。新人研修期間の4月から6月末までの3カ月間といった、ある程度まとまった期間で研修を実施するケースを想定している。

 システムのプラットフォームとして、オープンソースのeラーニング基盤ソフト「Moodle」を、豆蔵のデータセンターで動作させている。ユーザー企業は、WebブラウザーでMoodleにアクセスして、動画一覧ページのリンクをクリックして動画にアクセスする。動画コンテンツ(mp4)は、豆蔵のグループ会社であるネクストスケープが運営している動画配信クラウド「Microsoft Azure Media Service」を介して配信する。

 採用事例として、関電システムソリューションズが2015年4月から6月に実施した新人研修で動画配信サービスを利用した。同社はこのサービスを採用したことで、これまでよりも高いスキル目標を達成できたと評価しているという。