図●「Moneytree」のWeb版の画面
図●「Moneytree」のWeb版の画面
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 PFM(個人財務管理)サービスを手掛けるマネーツリーは2015年12月15日、資産管理アプリ「Moneytree」のWeb版をリリースしたと発表した()。業務用途で利用する際の作業効率を高め、中小企業や個人事業主のユーザーを増やすのが主な狙いだ。Web版を利用するユーザーには有料サービスの経費精算機能「Moneytree PLUS」を、3カ月間無償で提供するという。

 「Moneytree」は、口座情報やカードの支払い情報などを一括管理できる資産管理アプリ。2013年のリリース以降、約85万ダウンロードの実績がある。マネーツリーは今まで、iOSのみでサービス展開してきており、スマートフォンでの利用を前提としてきた。

 今回、新たにWeb版を投入し、「Internet Explorer 11」、「Safari」、「Chrome」、「Firefox」から使えるようにした。経費精算機能に、大量の領収書をドラッグ&ドロップで処理できる機能を追加するなどして、PCなどでの業務用途ニーズの取り込みを図る。後日、法人向けサービスである「Moneytree PRO」も搭載する予定だ。「金融機関の登録など、初期作業でつまづくユーザーは少なくない」(マネーツリー)ため、チャットでのサポートサービスも始める。

 「家計簿を始めるのに良いタイミング」(マネーツリー)である年始を好機と捉え、年末でのリリースに至った。