写真1●2015年12月9日に行われた「IVS FALL KYOTO 2015」のLaunch Padイベント
写真1●2015年12月9日に行われた「IVS FALL KYOTO 2015」のLaunch Padイベント
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 2015年12月8日と9日の両日に開催されている招待制の交流イベント「Infinity Ventures Summit(IVS)FALL KYOTO 2015」では、恒例となっているベンチャー企業によるピッチ大会「Launch Pad」が行われた(写真1)。

 今回登壇したベンチャー企業は14社。IVSのLaunch Padでは、その時期のトレンドを反映した顔ぶれが並ぶが、今回はファッション関連のベンチャー企業が目立った。また、Launch Padの場を使って新機能追加の発表をするなど、イベントに対する注目度を生かそうとする企業もある。

 審査の結果、第1位となったのが農業情報設計社の「AgriBus-NAVI」だった。AgriBus-NAVIは、Android端末上で動くアプリであり、トラクターやコンバイン、自走式スプレーヤーなどの農業機械に搭載して、圃場内の直進作業を支援する。既存のGPSガイダンス装置に比べて1/3から1/20ほどのコストで済むという。将来的には、自動操舵も視野に入れる。審査員からは、これからの可能性を支持するコメントが多数寄せられた。

 2位以下は、縫製職人とユーザーをつなぐマッチングプラットフォーム「nutte(ヌッテ)」(ステイト・オブ・マインド)、契約書作成の支援ツール「CLOUDSIGN(クラウドサイン)」(弁護士ドットコム)、個人間のカーシェアサービス「Anyca(エニカ)」(DeNA)、動画やビッグデータを活用したアプリの分析ツール「Repro」(Repro)だった(カッコ内は開発企業)。

 このほか、登壇したのは、以下の9社。

wizpra NPS(wizpra):感情分析により、顧客体験を管理するクラウドサービス
LiveConnect NPS(Z-Works):IoTによる自宅監視による「頑張らない介護」支援
おくすり宅配(ミナカラ):処方薬・市販薬の宅配サービス
Popcorn(クービック):サロンやマッサージの当日予約・直前予約が可能なサービス
Spectee(Spectee):ソーシャルメディアによる即時配信ニュースサービス
FITTY(FITTY):30秒の診断で体系にあった下着を推奨するフィッティング支援サービス
Partee(g&h):投稿された写真やデザインから、Tシャツやトートバッグなどに商品化してくれるサービス
monomy(FUN UP):アクセサリーのものづくりマーケット
LaFabric(ライフスタイルデザイン):スーツなどカスタムオーダーのメンズファッション通販サイト