米IBMは現地時間2015年12月8日、クラウド戦略推進の一環として、クラウドベースのビデオ管理サービスを手がける米Clearleapを買収したと発表した。買収金額については明らかにしていない。

 Clearleapのサービスは、さまざまなデバイスに対応したビデオ処理機能、ビデオコンテンツ管理機能を備える。同社のプラットフォームにはサブスクリプションサービスや収益化を支援するサービス、デジタルビデオ資産のホスティングなどが含まれ、ビデオをアプリケーションに組み込むためのオープンなAPIフレームワークも提供している。

 拡張性が高く、数百万人の同時アクセスにも柔軟に対応できるため、米HBO、米NFL、米Verizon Communications、米Time Warner Cableなどのほか、「Sony Movie Channel」や「BBC America」といったテレビチャンネルがClearleapのプラットフォームを利用しているという。

 IBMはクラウド事業「IBM Cloud」の世界各地のデータセンターを通じて、Clearleapサービスを提供したいとしている。2016年にはクラウドプラットフォーム「IBM Bluemix」にClearleapの各種APIを組み込む予定。

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