画面●iOS 9.2ソフトウエアアップデート
画面●iOS 9.2ソフトウエアアップデート
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 米Appleは現地時間2015年12月8日、モバイルプラットフォームの最新アップデート「iOS 9.2」をリリースした(画面)。多数のバグ解消とセキュリティ更新が含まれ、細工したWebサイトを通じて任意のコードを実行される恐れのある重要なWebKitの脆弱性も修正された。

 バグとセキュリティ修正のほかにも多くの機能拡充が図られ、米メディア(MacRumorsEngadgetなど)は中でも「Apple Music」のユーザーインタフェース改善、「Safari View Controller」の強化、「News」や「iBooks」の機能向上などに注目している。

 Apple Musicでは、プレイリストの作成、オフライン再生のためのダウンロード、クラシック音楽のブラウズなどに関する操作性が向上した。

 Safari View Controllerはサードパーティー製アプリケーションとの連携強化により、アプリ内ブラウザーから「1Password」といったパスワード管理機能などに直接アクセスできる。

 Newsでは新セクション「Top Stories」でその日の主要な最新ニュースを確認でき、iBookは「3D Touch」対応により「Peek」と「Pop」操作で目次や検索結果などからページをプレビュー表示したりできる。

 また、「Mail」の「Mail Drop」機能で大きい添付ファイルを送信可能になったほか、「iPhone」にUSBカメラアダプターサポートが追加された。

 Appleは同日、パソコン向けOSと「Apple Watch」向けOS、および「Apple TV」向けプラットフォームの最新アップデートも同日リリースした。「OS X El Capitan 10.11.2」は数々の問題修正を施し、「WatchOS 2.1」は対応言語を拡大した。「TVOS 9.1」はiOSの「Remote」アプリケーションをサポートし、iOS端末から操作可能になった(米CNETの情報)。