左からキヤノンITソリューションズプロダクトソリューション事業本部プロダクト企画センターセンター長の山本昇氏、ESET CRO(ウイルスラボ責任者)のユライ・マルホ氏、ESET ASIA セールス/マーケティングディレクターのパーヴィンダー・ワリア氏
左からキヤノンITソリューションズプロダクトソリューション事業本部プロダクト企画センターセンター長の山本昇氏、ESET CRO(ウイルスラボ責任者)のユライ・マルホ氏、ESET ASIA セールス/マーケティングディレクターのパーヴィンダー・ワリア氏
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 キヤノンITソリューションズは2015年12月8日、同社が販売代理店となっている、スロバキアESETのセキュリティ対策ソフトの最新版「ESET Smart Security V9.0」を発表した。新たに「インターネットバンキング保護」機能を搭載したほか、従来の「ボットネットプロテクション」機能を強化した。2016年2月から提供を始める(関連記事:キヤノンITS、インターネットバンキング保護など追加した総合セキュリティソフト最新版)。

 製品発表会では、ESET ASIA セールス/マーケティングディレクターのパーヴィンダー・ワリア氏、ESET CRO(ウイルスラボ責任者)のユライ・マルホ氏、キヤノンITソリューションズプロダクトソリューション事業本部プロダクト企画センターの山本昇センター長が登壇した。

 パーヴィンダー・ワリア氏は、アジア地域全体の市場のうち金額ベースでは日本が約半分を占めており、ESETにとって重要な市場であること、日本市場でのシェアは2013年の5.8%から2014年に6.3%となり、2015年の上半期では7.2%を占めて第4位であることなどを解説(写真1)。ニュージーランドや香港では市場シェアが第2位であることから「目標はトップベンダー。アジア地域で近い将来トップ3に入りたい」とした。その施策として、日本の顧客のニーズに合わせた柔軟性のあるライセンスモデルにすることや、サポートが終了した古い世代のOSをカバーすることなどを挙げた。

写真1●アジアの各地域におけるESETのシェア
写真1●アジアの各地域におけるESETのシェア
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