キヤノンITソリューションズは2015年12月8日、総合セキュリティソフトの最新バージョン「ESET Smart Security V9.0」を2016年2月に発売すると発表した（画面）。インターネットバンキング保護機能を新たに搭載したほか、ボットネットプロテクション機能を強化した。
インターネットバンキング保護機能は、キーボードで入力したアカウント情報を盗む攻撃に対応。あらかじめ登録したインターネットバンキングやオンラインショッピングサイトにアクセスする際に、V9.0が保護するセキュアな状態のブラウザーが起動し、キーボード入力したIDやパスワード、クレジットカード情報などを自動的に暗号化する。
また、ボットネットプロテクション機能は、従来からのPC上で動作するプロセスと外部の通信を監視してボットを検出する機能に加えて、ネットワークシグネチャーを利用して悪意ある通信をより確実に検知・遮断する機能を追加した。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/8.1/10。
個人向け製品のキヤノンITSオンラインストアでの販売予定価格は、Windows/Mac/Android端末で合計5台まで利用できる「ESETファミリーセキュリティ」1年版が5800円、3年版が6800円。1台のみの「ESETパーソナルセキュリティ」が同3200円、4800円。法人向けクライアント専用製品「ESET オフィスセキュリティ」は、1PC＋1モバイルが希望小売価格6800円、5PC＋5モバイルが同1万8400円。
製品版に先立ち、12月8日～2016年1月31日の期間限定で、モニター版プログラムを無償提供する。2016年1月31日までに評価レポートを提出したユーザーの中から抽選で100名にESETファミリーセキュリティの1年間使用権を提供する。
同時に、ウイルス・スパイウエア対策ソフト「ESET NOD32アンチウイルス V9.0」を発売する。最新版では、ユーザーインタフェースを改良した。希望小売価格は、Window/Mac対応1PCが4800円、同更新が2980円。Window/Mac対応5PCが1万6980円、同更新が9800円。
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