HOYAサービスは2015年12月7日、コンビニエンスストアや飲食店などのように複数人の従業者を抱えている店舗に向けて、従業者のシフト勤務表をタブレットで簡単に作成できるクラウドサービス「eシフ得」を発表した。2016年2月に提供開始する。従業者数10人から20人規模の店舗を想定している。

画面1●店長はiPadで直感的にシフト表を作成できる(提供:HOYAサービス)
画面1●店長はiPadで直感的にシフト表を作成できる(提供:HOYAサービス)
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画面2●従業者はiPhone/Androidで自身のシフト表を確認できる(提供:HOYAサービス)
画面2●従業者はiPhone/Androidで自身のシフト表を確認できる(提供:HOYAサービス)
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 タブレット(iPad)を使った直感的な操作でシフト勤務表を作成できるクラウドサービスである。店長は、早番や遅番などのアイコンをカレンダー上の従業者のマスに埋めていくやり方で、シフト表を作成する(画面1)。指定した条件に合致するようにシフト表を自動生成するような支援機能は備えず、店長が自分でシフト構成を考える必要がある。従業者は、スマートフォン(iPhone/Android)を使って自身のシフトスケジュールを確認できる(画面2)。

 店長が使うiPad専用ソフト「eShift Schedule」と、従業者が使うスマートフォン用ソフト「eShift Calender」は、いずれもApp StoreやGoogle Playからダウンロードして使う。店長向けのシフト表作成機能はパソコンなどからWebブラウザーでクラウドサービスにアクセスすれば使えるが、モバイルインターネット接続機能を持ったiPadがあれば店舗にインターネット接続環境がなくてもクラウドサービスを利用できる。

 シフト表を作成するサービスの名称は「シフトスケジュールサービス」で、価格(税別、以下同)は、1店舗当たり月額4000円。管理できる従業者数は無制限で、シフトの数なども無制限である。

タイムカードサービスも同時に開始

 シフト作成機能のクラウドサービスと同時に、iPadを使ってタイムカードを打刻できるクラウドサービス「タイムカードサービス」も提供する。iPad専用ソフト「eTime Recorder」を動作させたiPadを店舗に備え付けておき、従業者が勤務開始時と勤務終了時に画面を操作することによって、勤務時間を記録する。

 タイムカードサービスに付随するサービスとして、タイムカードサービスで記録した勤務時間の情報を一元的に把握できる店長向けのiPadアプリケーション「eTime Cards」や、従業員が自身のタイムカード記録情報をスマートフォン(iPhone/Android)から確認できるアプリケーション「eTime Card」も提供する。

 タイムカードサービスの価格は、1店舗当たり月額1000円で、管理できる従業者数に制限はない。