KDDIは2015年12月3日、都内で新製品発表会「au発表会 for ママ」を開催し、世界初のハンドソープで洗える京セラ製のスマートフォン「DIGNO rafre」(ラフレ)など「ママ」向けの新製品を発表した(写真1)。

写真1●KDDIがハンドソープで洗えるスマホなどを発表
写真1●KDDIがハンドソープで洗えるスマホなどを発表
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 発表に先駆けて登壇したKDDI 執行役員 商品・CS統括本部長の山本泰英氏は、国内のスマートフォン市場について「スマホユーザーは全体の56%に達しており、今後はレイトマジョリティ層に普及していく。より多くの方にご利用いただくため、従来から掲げている『選べる自由』を提供していく」と説明した(写真2)。

写真2●KDDI 執行役員 商品・CS統括本部長の山本泰英氏
写真2●KDDI 執行役員 商品・CS統括本部長の山本泰英氏
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 発表会のテーマである「ママ」については、「母親だけでなく子育て世代のイクメンや祖父母など、子育てに携わる全ての人がターゲット。その代表として、ママという表現を用いている」と説明した。

 同社が定義する「ママ」がスマホに求める要件としては、「子供には清潔なものを与えたいが、スマホは意外と汚れている。スマホを使わせること自体への不安もあり、使い方を制御できる機能も求められる。撮りためた写真や動画を整理して、家族と成長を共有したいという思いもあるだろう」(山本氏)といったものがあるという。

 これに対してKDDIでは、「社内で子供を持つママ社員に協力してもらい、さまざまな要望を聞きながら開発を進めた。今後もKDDIは、ひとりひとりのニーズやウォンツに合わせて製品を提供していく」(山本氏)と説明した(写真3)。

写真3●KDDI社内のママ社員の要望を採り入れた
写真3●KDDI社内のママ社員の要望を採り入れた
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