米Googleは、Android向け「Chrome」ブラウザーのデータ節約モード「Data Saver」を強化したと現地時間2015年11月30日に発表した。データ量を最大70%軽減するという。

 Data Saverは、ユーザーがアクセスするWebページのデータをGoogleのサーバーで圧縮することで、データ通信量を節約できるようにする機能。米メディア(The Verge)によると、これまでの圧縮率は最大50%だった。

 今回、通信速度が遅い接続環境でWebページを読み込む際に、画像のほとんどを省くことで大幅なデータ量削減を実現した。画像を除いたページをダウンロードしたのち、「Load Images」ボタンをタップしてすべての画像を表示したり、任意の画像を読み込んだりできる。

 強化したData Saverモードは、まずインドとインドネシアで利用可能にする。数カ月のうちに、他の国にも拡大する。

 なおiOS版ChromeのData Saverモードについては言及していない。
 
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