伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2015年12月1日、フラッシュストレージの検証設備「Flash Storage LAB」(フラッシュストレージラボ)を開設し、ベンダー8社のフラッシュストレージを導入前に比較検証して導入効果を測定できるサービスを開始すると発表した。導入に向けてのワークショップや既存環境のアセスメント、製品の体感デモやPoC(概念実証)など、五つのメニューで構成する。販売目標は、1年間で100社。

 今回CTCは、ベンダー8社のフラッシュストレージを検証設備に設置し、購入前に検証できるようにした()。

表●Flash Storage LABで利用できるフラッシュストレージ
米IBMのFlashSystemは2015年度(2016年3月期)内に利用できるようになる
ベンダーシリーズ
日立製作所VSP Gシリーズ
米IBMFlashSystem
米EMCXtremIO
米オラクルFS1
米ニンブル・ストレージNimble Storage
米ネットアップAFF(All Flash FAS)
米ピュア・ストレージFlashArray
米ヒューレット・パッカード・エンタープライズHP 3PAR

 検証サービスのメニューは、(1)「TSC見学ツアー」(Flash Storage LABを紹介)、(2)「Flash Workshop」(製品の比較情報や性能情報を提供)、(3)「Flashデモンストレーション」(製品の性能や運用性をデモンストレーション)、(4)「Flashアセスメント」(製品の導入効果を事前にレポート)、(5)「Flash PoC支援」(実機を用いた検証によって有効性を確認)、---の五つで構成する。

 価格は、五つあるメニューすべてが有償で、最も高額となる(5)のFlash PoC支援の場合、2週間の期間を想定して50万円(税別)から。Flash Storage LABの利用を経て導入するストレージが決まったユーザーに対しては、アセスメントや実機検証の結果に基づいて、CTCのエンジニアによる導入サービスや運用サービスなどを提供できる。