写真●開局した11時ちょうどにテープカット
写真●開局した11時ちょうどにテープカット
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 日本ケーブルテレビ連盟は、2015年12月1日に、ケーブルテレビ業界共通の4K専門チャンネル「ケーブル4K」を開局した。同業界初の「全国統一編成による4K放送のコミュニティチャンネル」である。「4Kみるならケーブルテレビ」をキャッチコピーに、4K放送を継続的に実施していく。

 ケーブル4Kの開局に合わせて、東京スカイツリータウン・ソラマチにある「J:COM Wonder Studio」で開局記念セレモニーを実施した。日本ケーブルテレビ連盟理事長の西條温氏らケーブルテレビ業界の関係者のほか、松下新平総務副大臣や次世代放送推進フォーラム理事長の須藤修氏、NHK副会長の堂元光氏、衛星放送協会会長の和崎信哉氏らが、開局時間である11時ちょうどにテープカットを行った(写真)。

 西條理事長は、「12月1日には39社が参加してスタート」「年内には45社、総接続世帯にして1400万世帯(連盟に加盟する会員全体の54%に相当)に増える予定」と現状を報告した。そのうえで、「視聴者の要望に応えるうえで、(4K放送を)もっとも実施しやすい位置に我々はいる。(その提供は)使命とも考えている。業界の力を結集して、その任にあたっていく」(西條理事長)と述べた。

 12月の編成を見ると、日本ケーブルテレビが地域のケーブルテレビ事業者と共同で制作している「けーぶるにっぽん」シリーズ(技・JAPANや美・JAPAN)、「西部警察 全国キャラバン!!ロケ聖地巡礼」(石原プロモーションと、チャンネル銀河やファミリー劇場、全国のケーブルテレビ局のコラボで実現した4K未来映像プロジェクトの一環で製作される4K紀行番組)、「麗しき日本の神社仏閣」(関連記事1)などが放送番組としてラインアップされている。

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