トリニティは2015年11月30日、都内で新製品発表会を開催し、Windows 10 Mobile端末「NuAns NEO」を公開した。価格は3万9800円(税別)で2016年1月に発売する。

 NuAns NEOは、10月26日に日本マイクロソフトが開催したイベントで、開発中の実機を披露したもの(関連記事:6社からWindows 10 Mobile端末が登場、日本MSが新製品発表会で明らかに)。今回の発表会では、詳細なスペックや価格などが明らかになった(写真1)。

写真1●NuAns NEO
写真1●NuAns NEO
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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iPhoneを使っていない半分の人たちに向けた「アンサー」

 トリニティはこれまで「Simplism」や「NuAns」などスマートデバイス向けのアクセサリー製品を手がけており、スマートフォン製品を開発するのは初めてという。同社代表取締役の星川哲視氏は、「埼玉県新座市で10年前に創業した、14名くらいの小さな会社。アップル製品を中心に、モバイルアクセサリーを作ってきた」と同社を紹介した(写真2)。

写真2●トリニティ 代表取締役の星川哲視氏
写真2●トリニティ 代表取締役の星川哲視氏
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 NuAnsの出発点について星川氏は、「スマートフォンやタブレットが生活の中心に入ってきたことで、オフィスだけでなくカフェやリビング、ベッドサイドでも仕事ができるようになった。だがPCから派生したデザインでは、インテリアの中で毛色が違ってしまう」と指摘する。

 トリニティは、インテリアと調和するNuAnsブランドのアクセサリー製品を展開してきたものの、対象はiPhoneなどアップル製品に限られてきた。「次は、iPhoneを使っていない残りの半分の人たちのために、NuAnsの世界観を伝えるスマートフォンを作りたかった」(星川氏)として、スマートフォンを開発した意図を説明した(写真3)。

写真3●iPhoneを使っていない人に向けたスマートフォンを開発
写真3●iPhoneを使っていない人に向けたスマートフォンを開発
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