日本ケーブルテレビ連盟とヒストリーチャンネル・ジャパンは2015年11月30日、ケーブルテレビ局の地元にある歴史的背景を持つ遺産を4K映像で記録し全国に発信していく企画として、「麗しき日本の神社仏閣」シリーズを共同で展開していくと発表した。

 まずヒストリーチャンネルがパイロット版番組として、『麗しき日本の神社仏閣「江戸の守り神 東京・日枝神社」』を製作するともに、全国のケーブルテレビ事業者から企画を公募、このほど12作品を選出した。ヒストリーチャンネルは、ケーブルテレビ各局が撮影した映像を使い、特別総集編番組も製作する。

 ヒストリーチャンネルのパイロット版番組と特別総集編番組は、ケーブルテレビ業界共通の4K専門チャンネル「ケーブル4K」(2015年12月1日に放送開始)で、4K放送する。また、各局で製作した4K番組の多くもケーブル4Kでの放送を予定する。さらにこの企画で製作される全14番組は、ヒストリーチャンネルでハイビジョン放送する。

 この企画には、4K映像の撮影やプロダクションワークで実績を持つ東北新社が協力している。パイロット版や特別総集編への制作協力や、選出されたケーブルテレビ事業者を対象にした4K撮影セミナーを実施している。

 12作品で取り上げる神社仏閣と番組製作に取り組むケーブルテレビ局は以下の通り。北海道の岩戸観音堂(J:COM札幌メディアセンター)、秋田県の大日霊貴神社(秋田ケーブルテレビ)、宮城県の円通院(J:COM仙台メディアセンター)、群馬県の茂林寺(館林ケーブルテレビ)、千葉県の成田山新勝寺(広域高速ネット二九六)、長野県の米子瀧山不動寺(須高ケーブルテレビ)、滋賀県の日吉大社(ZTV)、岐阜県の南宮大社(大垣ケーブルテレビ)、奈良県の金峯山寺(近鉄ケーブルネットワーク)、愛媛県の石手寺(愛媛CATV)、愛媛県の保国寺(ハートネットワーク)、長崎県の崇福寺(長崎メーブルメディア)。