米comScoreが現地時間2015年11月29日に公表した米国オンラインショッピングに関する調査によると、同年11月1日からブラックフライデー(今年は11月27日)までのオンライン消費支出(パソコン経由での旅行関連/オークション/企業の大量購入を除く、以下同じ)は234億4900万ドルとなり、昨年のブラックフライデーまでの27日間の支出額と比較し、5%増えた。

 一方で今年の感謝祭(11月26日)におけるオンライン消費支出は10億9600万ドルとなり、昨年の感謝祭から9%増加。また今年のブラックフライデーの支出額は16億5600万ドルで、昨年のブラックフライデーから10%増加した。

 comScoreのGian Fulgoni名誉会長は、「今年のホリデーシーズンは予想よりも軟調にスタートしたが、感謝祭とブラックフライデーの支出額はともに10億ドルを超え、予想どおり好調に推移した」と述べている。「感謝祭は昨年に続き、米国のオンライン小売りにおける重要な1日となった。ブラックフライデーもその重要性が高まり続けている」(同氏)としている。

 また今年のサイバーマンデー(11月30日)について、Fulgoni氏はそのパソコン経由のオンライン支出が25億ドルを超えると予測している。これに先立ち同社は、今年のサイバーマンデーのオンライン支出が30億ドルを超え、そのうち約5億ドルがモバイル端末経由との予測を公表していた。同社によると、30億ドルという金額は米国の1日当たりのオンライン支出額として過去最高。サイバーマンデーは6年連続で記録を更新すると同社は予測している(関連記事:[データは語る]米国の年末オンライン支出、今年は前年比14%増の701億ドルとなる見通し)。

[発表資料へ]