写真●JAWS-UG情シス支部のキックオフミーティングの様子
写真●JAWS-UG情シス支部のキックオフミーティングの様子
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 2015年11月26日、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のユーザー会JAWS-UG(AWS-User Group Japan)の一部会として、「JAWS-UG情シス支部」が発足した。勤務先の社内システムを担当する情報システム部門のSEを対象としており、同日19時半から東京・目黒で開催されたキックオフミーティングには約20人が参加した(写真)。九州から駆けつけた参加者もいた。

 キックオフミーティングの冒頭で、発起人の一人、エイチ・アイ・エスの山﨑奈緒美氏(本社情報システム本部 基盤インフラグループ インフラソリューションチーム)は、「AWSの活用に関して自社のやり方で合っているのか、もっと良いやり方があるのではないか――といったことを、みんなで議論する場を作ろうと考えた」と設立の動機を話した。

 類似のAWSユーザー会として、ユーザー企業向けの「Enterprise JAWS-UG(E-JAWS)」が2014年1月から運営されているが、参加するには事前の入会審査がある。JAWS-UG情シス支部は、勤務先の社内システムを担当する人であれば誰でも気軽に参加できる。

 キックオフミーティングでは各参加者の自己紹介のあと、全員でフリーディスカッションを行った。参加者の一人が「クラウドを使ったことのないユーザー企業が、AWSの導入を考えたとき、どうやって最初の壁を乗り越えたらよいか」と相談すると、別の参加者から「企業情報サイトや製品情報サイトから始める」「とにかく導入してコストが下がることを実証する」といった経験に基づく助言が次々と語られた。

 ほかにも「AWSの停止リスクにどう対処するか」「AWSの拠点への専用線接続サービスはどの通信事業者から調達すると安いか」といった、情報システム部門のSEならではの悩みと解決法について話し合った。

 次回の開催日時は未定。今回と同じく、イベント支援サイト「connpass」で告知し、先着順で参加を受け付けるという。