写真●オープンコーポレイツジャパンが運営する自治体広報紙のインターネットサービス「マイ広報紙」
写真●オープンコーポレイツジャパンが運営する自治体広報紙のインターネットサービス「マイ広報紙」
[画像のクリックで拡大表示]

 一般社団法人オープン・コーポレイツ・ジャパン(OCJ)は2015年11月20日、自治体広報紙の収集データについて、地域情報フリーペーパー「ぱど」に提供を開始したと発表した。

 OCJは2015年8月から自治体広報紙のインターネットサービス「マイ広報紙」を運営し、自治体が発行する広報紙をデータベース化してスマートフォンやWebで閲覧できるようにした。現在106自治体の広報紙を配信している。

 「ぱど」は全国で約1000万部発行する地域情報誌で、これまで広報紙の情報については自治体に問い合わせて収集していた。11月5日からマイ広報紙のデータを無償で加工しない形式で取り込み、情報収集やデータ登録の効率化を始めた。

 OCJは企業や公共団体が自らの情報をオープンデータとして流通する基盤の整備を目的に設立。英ロンドンを拠点に世界中の企業データなどを閲覧できるウェブサイトを運営するOpenCorporatesの日本での代表窓口として、広報や関連組織と連携した活動を展開している。今後はマイ広報紙と連携するサービスやアプリを増やし、自治体の広報業務の効率化や広報紙の購読率の向上を目指すという。