米Microsoftは現地時間2015年11月23日、従業員の多様性に関する新しいデータを公開した。9月末時点の全従業員における女性の割合は26.8%で、1年前の29%から減少した。

 女性の比率が縮小した主な要因として、Microsoftは携帯端末事業のリストラ策実施(関連記事)を挙げながらも、同社世界多様性および受容部門担当ジェネラルマネージャーのGwen Houston氏は「我々が現状に満足しているわけではないことを強調したい」と述べた。

 技術系従業員を見ると、女性の比率は16.9%となり昨年の17.1%からわずかに減少した。幹部女性の割合は17.3%で昨年と変わらなかったが、上級幹部における割合は27.2%と記録を更新した。また、同社取締役会の11人中5人を女性とマイノリティーが占めている。

 米国従業員の人種構成は、白人が59.2%、アジア系が29.3%、ヒスパニック/ラテン系が5.4%、アフリカ系米国人/黒人が3.5%、多民族系が1.3%、アメリカ先住民/アラスカ先住民が0.5%、ハワイ先住民/太平洋諸島出身が0.3%となった。1年前と比べて白人の割合が減り、アメリカ先住民/アラスカ先住民とハワイ先住民/太平洋諸島出身の割合が横ばいだったほかはすべて増加した。

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