写真●シャノンの中村健一郎CEO(左)とTableau Japanの浜田俊社長
写真●シャノンの中村健一郎CEO(左)とTableau Japanの浜田俊社長
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 マーケティングツールを提供するシャノンは2015年11月18日、BI(ビジネスインテリジェンス)ツール「Tableau」を提供するTableau Japanと業務提携すると発表した。シャノンが販売するマーケティングツール「SHANON MARKETING PLATFORM」で管理するデータを、Tableauの分析エンジンを使って可視化、分析できるダッシュボードを、同日に提供開始する。

 ユーザーは、Webサイトへのアクセス履歴やメールの送信履歴などのデータを、表やグラフ作成機能を備えたダッシュボードを使って、簡単に可視化できるメリットがある。「マーケティングの成果をデータに基づいて可視化したい、といったマーケティング担当者のニーズに応えたい」。シャノンの中村健一郎代表取締役最高経営責任者(CEO)はこう話す(写真)。

 同社が2014年に実施した、マーケティング担当者向けのアンケートでは、40%の企業がSHANON MARKETING PLATFORMなどで管理するデータを使って業績評価指標を定められていない、との回答を得たという。「データを簡単に可視化するツールがないからだ」と中村CEOは指摘する。

 利用料金は、シャノンが用意する標準的な分析機能を備えたダッシュボードの場合、3ユーザーまでは無償。参照するユーザーを追加する場合は、1ユーザー当たり月5000円(税別)。ユーザー独自のダッシュボードを追加したり、複数ユーザーが分析環境にアクセスしたりする場合は、1ユーザー当たり月5万円(税別)。初年度は、無償版と有償版の合計で300社への導入を目指す。