米Microsoftは時間2015年11月15日、インターネット普及促進を目指す取り組み「Affordable Access Initiative」の一環として、新たな基金を立ち上げたと発表した。インターネット接続環境が整っていない地域向けのソリューション開発を手がける企業を支援する。

 支援対象となる企業は、平均約7万5000ドルの資金と無償のソフトウエアおよびサービスを受け取るほか、Microsoftが開催するプログラムに参加し、他の対象企業や資金提供者と繋がりを持つことができる。

 同基金は、2016年1月15日までAffordable Access InitiativeのWebサイトで応募を受け付ける。申込み資格は、十分なインターネット接続サービスが提供されていない地域の消費者および小規模事業に向けた製品やビジネスモデルに取り組んでいる、正社員2人以上の民間企業。対象のソリューションは、新たなクラウドサービスやアプリケーション、低コストのインターネット接続、新しい決済手法などを利用することが条件となる。

 MicrosoftはAffordable Access Initiativeのもと、インターネット接続プロバイダーや民間および公共機関などと協力し、使われていないテレビ周波数を利用して安価なインターネット接続を提供するための技術導入、アフリカ地域における情報通信技術のインフラ整備や利用促進を図るプログラム「4Afrika」(関連記事:Microsoft、HuaweiやNokiaと協力しアフリカでスマートデバイスの普及促進)などを進めている。

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