アクロクエストテクノロジーは2015年11月16日、ミャンマー語のOCR(光学文字認識)ソフト開発の分野で、東京大学発のベンチャー企業である情報基盤開発をサポートしたと発表した。情報基盤開発が開発するミャンマー語のOCRソフトで利用する文字体系の調査をアクロクエストが手掛けた。

 ミャンマー語は文字や文法が複雑。ミャンマー語の文字は、33個の基本字母に介子音記号などを組み合わせた複合文字が多数存在し、その文字数は2000を超える。また、ミャンマー語には、国による標準フォントがなく、フォントごとに仕様が統一されていない。特定フォントで入力した文字が他のフォントに変えると文字化けするということも多々あるという。このため、企業情報の電子化が進んでいない。一例を挙げれば、預金通帳が手書きで作成されているという。

 アクロクエストは、今回調査したミャンマー文字調査結果を活用し、同社が手掛ける「ミャンマーマーケティングサービス(関連情報)」のミャンマー語対応を進める。また、ミャンマー語のSEO事業も展開する予定。