イッツ・コミュニケーションズ(イッツコム)、富士通グループのニフティ、東京急行電鉄(東急電鉄)の3社は2015年11月16日、スマートライフ事業に関する新会社「Connected Design株式会社」を2015年11月25日に設立すると発表した。

 新会社は、スマートライフ分野におけるIoTサービス用ハードウエア・ソフトウエアの企画開発を主な事業内容とする。米Icontrol Networks社のIoTプラットフォームを生かしたハードウエアの拡充や、家事代行、介護など各種生活サービス関連事業者との連携による個人向けサービスの企画開発を行う。さらには、店舗・オフィス・ホテルなどの法人に向けたサービスの企画開発を行っていく。また、他のIoTプラットフォームとの連携など、外部企業との連携も強化しながら事業を推進していく。

 イッツコムは、2015年2月に米Icontrol Networks社の技術をベースにしたスマートホームサービス「イッツコム インテリジェント ホーム(intelligent HOME)」を開始、サービス内容を順次拡充している。また、2015年5月18日には、イッツコムとニフティは共同でスマートホーム事業を展開することを目的とした業務提携に関する基本合意書を同日に締結したと発表していた。

 富士通グループは「ヒューマンセントリックIoT」をキーワードに、各種センサーやデータ活用基盤を用いたIoT技術を提供している。ニフティでは全国に販売チャネルを持ち、消費者向けサービスの提供ノウハウを培ってきた。これら各社のノウハウや資産を融合させながら、新会社に出資する3社は共同でスマートライフ事業を推進していく。

 新会社の資本金は1億円の予定。持株比率はイッツコムが56.6%、ニフティが33.4%、東急電鉄が10.0%。

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