未来の(東京・千代田)は2015年11月16日、クラウド会計ツール「freee」に特化した経理業務アウトソーシングサービス「未来の経理部」を開始する。預金やクレジットカードなどの口座情報を自動取得するfreeeを使う際に必要な作業のアウトソーシングを引き受ける。未処理仕分けの処理や、現金で支払った領収書や現金出納帳などの手入力を請け負う。料金は事業規模や経理処理内容によって異なり、月額4980円から。2016年度末までに2000社の導入を目指す。

 未来の経理部を開始する未来の社は2015年10月に設立したベンチャー企業。アブロードアウトソーシングが提供してきた「クラウド経理部」事業をスピンアウトする形で設立された。従来提供してきたクラウド経理部と異なり、事業者の規模や経理処理実務の内容によって幅広いサービスラインナップを用意したのが特徴。2016年1月をめどに専用オペレーターとの連絡手段として従来から提供していた電話とメールに加えて、専用ウェブサイトを立ち上げる。