米マイクロソフトは2015年11月12日(現地時間)、Windows 10に初のメジャーアップデートを提供し始めたと発表した。家庭用ゲーム機「Xbox One」にも同日より提供する。スマートフォン向けには近々提供を始めるという。

 7月29日にWindows 10の正式版が提供開始されてから、開発途上版のアップデートは「Insider Preview」としてInsider Programの参加者に提供されていた。今回のメジャーアップデートは、これまでのInsider Previewで実装された機能を反映したもの(関連記事:最新アップデート登場! Windows 10はここが変わった)。

 アップデートには、起動時間の高速化、音声認識アシスタント「Cortana(コルタナ)」の機能強化、Edgeの性能/機能やセキュリティの改善などが含まれる。特にCortanaは、日本語版はこのアップデートで正式提供になる。

 アップデートに合わせて、これまでアナウンスされていた業務向け機能の提供も始まった。Windows Updateの適用時期を企業が制御できる「Windows Update for Business」、カスタムアプリなどを配布する「Windows Store for Business」、モバイル機器を統合管理する「Mobile Device Management」などがある。