米Googleは現地時間2015年11月11日、ウエアラブル端末向けプラットフォーム「Android Wear」が携帯電話ネットワーク(セルラー通信)をサポートしたと発表した。スマートフォンを家に置いたままでも、スマートウオッチ単独でデータ通信が行えるようになる。

 セルラー通信サポートにより、スマートフォンとBluetoothあるいはWi-Fi接続していなくても、スマートウオッチを使ってメッセージの送受信、フィットネスデータの追跡、Google検索などが行えるほか、お気に入りのアプリケーションを立ち上げて利用できる。また、音声通話の発信および受信も可能。

 Googleによれば、韓国LG Electronicsの「LG Watch Urbane 2nd Edition LTE」が、セルラー通信をサポートしたAndroid Wearを採用する最初の製品となる。解像度480×480ドットのP-OLED(プラスチック有機EL)ディスプレイを搭載し、心拍数モニター機能などを内蔵する。米国では米AT&Tと米Verizonが販売する。

 LGの発表によると、韓国でも今月、LG Watch Urbane 2nd Edition LTEの販売を開始する。数カ月のうちに、欧州とアジア、および独立国家共同体の主要諸国にも投入する計画という。

[発表資料(Googleの公式ブログ)]
[発表資料(LGのプレスリリース)]