HAROiDとメディアキャアストは2015年11月13日、HAROiDプラットフォームの展開を目指して協力して推進することになったと発表した。

 HAROiDは、「JoinTV」を展開してきた日本テレビ放送網と、M.I.E.S.(Massive Interactive Entertainment System)という自社開発したエンターテイメントプラットフォームを用いて各キー局の視聴者参加型番組を多数開発しているバスキュールが設立した合弁会社(関連発表)。10月にはJoinTVを日本テレビから引継ぎ、今後はHAROiDプラットフォームを活用した様々な番組企画サービスの提供を予定する(関連発表)。

 メディアキャストは、BML制作ツールやデータ放送運用システムを自社開発するデータ放送専門会社。地上波各局やBSデジタル放送各局、ケーブルテレビ事業者、コンテンツ制作会社などに多数採用されている。

 今回の協力関係によりメディアキャストは、HAROiDプラットフォームに関する様々な環境を、テレビとインターネットサービスを連携させる同社開発のクラウドステーション「MS2」の機能の一部として取入れ、ローカルテレビ局やケーブルテレビにおけるクロスメディア展開を強力に支援していく予定。

 HAROiDは2016年春に向けて、今回の協力関係によりHAROiDプラットフォームのローカルテレビ局やケーブルテレビ局への採用を目指していく。メディアキャアストの設備を導入済みであれば、低予算・少人数でも容易にサービスを実現できる番組企画や環境を提供し、「テレビ×ネット連携サービス」の地方への展開に向けたハードルが下がることを期待している。

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