写真●Smart-UPSの外観(提供:ユニアデックス)
写真●Smart-UPSの外観(提供:ユニアデックス)
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 ユニアデックスは2015年11月11日、同社が販売している小型のUPS(無停電電源装置)である「Smart-UPSシリーズ」において、自営の保守サービスを開始した。これまでメーカーのシュナイダーエレクトリックがユーザーに提供していた保守サービスを、販売会社であるユニアデックスから直接提供する。販売元と保守サービスの窓口を一元化できるので、ユーザーにとってメリットがある。料金(年額)は製品価格の2割から4割程度で、既存のメーカー保守サービスの料金に合わせた。

 Smart-UPSシリーズ(写真)は、仏シュナイダーエレクトリック(旧APC)製の小型UPSである。タワー型やラックマウント型のきょう体を持ち、複数モデルで構成する。UPSは、サーバー機などを停電や電源の瞬断などから守る装置であり、充電池や電源制御機構などで構成する。停電時には、UPSの電源供給で動作させているうちにサーバー機を安全にシャットダウンすることによって、大切なデータが失われることを防ぐ。

 これまでもユニアデックスは、Smart-UPSの導入サービスや保守サービスを提供してきたが、保守サービスの契約と問い合わせ窓口は、開発元であるシュナイダーエレクトリックに限られていた。ユーザーは、シュナイダーエレクトリックを介して、ヘルプデスクやオンサイト保守を依頼する要があった。今回、ユニアデックスが保守サービスの販売/問い合わせ窓口として機能するようにした。

 自営保守サービスの概要は以下の通り。ヘルプデスクサービスとして、製品や技術に関する質問への回答、障害切り分けの技術支援、修理受付などを実施する。オンサイトサポートは、出張修理までの時間によって二つのメニューを用意した。翌営業日に現場に出向くサービスと、障害の連絡から原則4時間以内をめどに現場に出向くサービスである。

 今後ユニアデックスは、オリジナルのサポートサービス商品として、「定期点検サービス」、「リモートメンテナンスサービス」、「資産管理サービス」などを順次提供する予定。